こんにちは。
新型コロナウイルスの影響が長引くなか、学生の多くはオンライン授業があたり前になりつつあるのではないでしょうか。
かくいうぼくも、2020年は前期・後期ともに、オンライン授業がほとんどになっています。
お仕事をされている方も、オンラインでの打ち合わせや会議が増えていることと思います。
オンラインのいいところは、端末とネットさえあれば、自宅やカフェなど好きな場所から参加できることですよね。
対面のときよりミーティングが増えてしまったなんて話も聞くくらい、手軽で便利な反面、予定がうまりがちではないでしょうか。
まじめに授業やミーティングに出席している方がほとんどだと思いますが、うっかり参加し忘れそうになった、なんて経験ありませんか?
ぼくも、うっかり遅刻をなんどかしてしまいました...。
今回は、そんな「うっかり遅刻」を防止するために、定期のミーティングに自動で参加する方法をご紹介します!
前提
本記事では以下の環境での方法を紹介しています。
- Mac
- Google Chromeをインストールしている(Mozilla Firefoxでも可)
- Zoom(もしくはほかのミーティングアプリ)のデスクトップアプリがインストールされている
- Zoom(ほかのミーティングアプリ)の定期ミーティングURLを用意する
Windows端末やタブレットなどの方はこのままでは使えませんが、なにかヒントになれば幸いです。
また、本記事ではZoomにURLを使ってアクセスしています。
URLを用いて参加できるものであればほかのミーティングサービスでも、本記事の手順を応用できると思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
ではいきましょう!
0. デフォルトのブラウザを確認する
Macをお使いの方は、デフォルトではウェブブラウザの設定が「Safari」になっています。
今回の方法では、「zoom.us」のURLからZoomのアプリを自動で起動させます。
残念ながら、現時点で「Safari」からアプリを自動で開くことができません。。。→参考
お使いのMacに「Google Chrome」か「Mozilla Firefox」をインストールされていない場合はインストールしてください!
インストールしているけどデフォルトかわからない、デフォルトにしていないという方は、「システム環境設定」、「一般」から、「デフォルトのWebブラウザ」を「Chrome」か「Firefox」に設定してください。
![]() |
ここではGoogle Chromeを選択 |
設定項目の選択肢にない場合は、インストールされていないのでどちらかのブラウザをインストールしてください。
ここからは、「Chrome」もしくは「Firefox」がインストールされていることを前提にすすめていきます。
1. 自動でZoomを起動させる
「Chrome」か「Firefox」をインストールしたら、次にURLからZoomのアプリを自動で起動させます。
ここではChromeの画面で説明します。
Chromeを開いて、定期ミーティングのURLをChromeのアドレスバーに入力し、開きます。
「zoom.usを開きますか?」というウインドウが表示されるので、「zoom.usでこのタイプのリンクは常に関連付けられたアプリで開く」にチェックを入れ、「zoom.usを開く」を押します。
Zoomのデスクトップアプリが開くことを確認したら、Zoomを終了してください。
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チェックを入れて開く |
2. Automatorでアプリをつくる
次に、自動化のために自動でURLを開くアプリをつくります。
アプリをつくる、といっても難しいことはなく、Macにもともとインストールされている「Automator」というソフトを使って、やりたいことを並べるだけです。
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Automatorのアイコン |
新しいアプリをつくる
「Automator」を開き、左下の「新規書類」をクリックします。
![]() |
「新規書類」を選択 |
「ワークフロー」か「アプリケーション」を選択して、そのまま右下の「選択」をクリックします。
URLを貼り付ける
作成されたら、「インターネット」のなかから、「指定されたURLを取得」を右のスペースにドラッグします。
追加すると、Appleのホームページが入力されているので、選択して「削除」します。
![]() |
「指定されたURLを取得」を追加 |
追加すると、Appleのホームページが入力されているので、選択して「削除」します。
続けて、「追加」を選択して新しいアドレスを追加します。
参加したい定期ミーティングのURLを貼り付けます。
文字が白文字で表示されるという謎仕様のために、入力できているのかわからなくなるので注意してください。
ダブルクリックやコマンド+Aなどで反転させると、入力している文字が確認できます。
Automatorでは、アドレスに自動的に「http://」が付けられてしまうので、ZoomのURLの、https://以降を新たにコピーして、同じように貼り付けて追加します。
例)https://zoom.us/j/00000000000?pwd=XXXXXxxxxx1234567890
↓
zoom.us/j/00000000000?pwd=XXXXXxxxxx1234567890
貼り付けると、自動でhttp://が追加された「http://zoom.us/j/00000000000?pwd=XXXXXxxxxx1234567890」というアドレスになります。
ちなみに、一度http://が自動付与されたものを編集してもhttp://は付与されません。
つまり、一度確定してから、https://に変更することは可能です。
謎仕様...!
- Chromeが立ち上がって、
- Zoomのアドレスを開き、
- Zoomのアプリが自動で起動して、
- ミーティングに参加(待機室)
することを確認してください。
うまくいかないときは、ここまでの手順をもう一度見直してみてください。
webページを表示させる
ミーティングが起動することを確認したら、「インターネット」から「webページを表示」を追加します。
追加したら、右上の「閉じるボタン」を押します。
保存先の選択画面で保存するパスを選び、名前を付けたら、「フォーマット」で「アプリケーション」を選択して「保存」します。
アプリ作成はこれで終わりです!
おつかれさまでした。
3. Appleカレンダーの設定
次にカレンダーの設定をします。
![]() |
カレンダーのアイコン |
イベントを作成する
カレンダーを開いたら、ミーティングのある日(曜日)をダブルクリックして「新規イベント」をつくります。
すでにイベントを作成している場合は、このステップを飛ばしてください。
ミーティングや授業の「タイトル」を入力し、「日時/時間」を設定します。
![]() |
新規イベントを作成 |
繰り返しの設定
次にイベントの「繰り返し」を設定します。
「繰り返し」をクリックし、繰り返しの頻度と終了日もしくは回数を設定します。
![]() |
繰り返しを設定する |
たとえば、12月14日までの毎週月曜日にある授業であれば、「繰り返し」で「毎週」を選択し、「繰り返し終了」で「指定日」→「12月14日」を設定します。
通知を設定してZoomを開かせる
最後に、自動でアプリケーションを実行させる設定をします。
「繰り返し」の設定の下、「通知」をクリックし、「カスタム...」、「ファイルを開く」、「その他」でさきほど作ったアプリを「選択」し、時間を指定します。
たとえば、「書類」に保存した「授業1」を「選択」し、「10分前」を設定すると、「授業1」のアプリで設定したミーティングに、予定の開始10分前に入室します。
ここで、例えば「10分前」「5分前」「開始時」など、複数の通知を設定しておくとパソコンを開いていなかったとき対策になります。
最終的に以下の項目が設定されていればOKです。
- タイトル
- 開始と終了の日時・時間
- 繰り返しの頻度、繰り返し終了日(回数)
- 「ファイル(〇〇分前)を開きます」(複数回設定すると安心)
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カレンダーの設定項目を埋めた状態 |
繰り返しのミーティングの予定はこれで設定完了です!
【注意!】つくったアプリは一度開きましょう!
最近のMac OSはセキュリティー対策のため、新しいアプリケーションを開くときに確認のメッセージがでます。
そのため、Automatorでつくったアプリは一度開いてください。
一度開いておかないと、自動化できません。
動作確認にもなるので、忘れずに!
開くとこのようなメッセージが表示されます。
「開く」を押しましょう。
おつかれさまでした。これで完成です!
最後に
これはあくまでもミーティングに自動で入室してくれるだけなので、Macの電源を切っていたり、スリープさせていると作動しません。
「うっかり遅刻」防止用として使い、パソコンは開いておくようにしましょう。
心配であれば、通知の設定で通知を追加すれば、同じApple IDのiPhoneやiPadにも通知が表示されます。
また、参加時にマイクとカメラをオフにする設定も忘れずに!
「Zoomでオンライン授業を受けるときのTips 6選を現役大学生がおすすめ順に紹介!【Zoom】」という過去の記事でご紹介しています。
油断して私生活を配信してしまわないようにしましょう!
この記事が少しでも役に立ちましたら、ぜひ共有してください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ぜひほかの記事もご覧ください!
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