ZoomでYouTubeやパソコンの中にある映像を共有するとき、カクカクして見づらいと思った経験があると思います。
さて、Zoomで共有された動画を見て、音声がもこもこしたり、音楽が聞き取りづらいと思ったことはないでしょうか。
共有している側は相手にどのような映像が見えているかわかりにくいので、気づかないうちに見づらい映像を共有してしまっているかも。
この記事では、Zoomで映像をスムーズに共有する方法をご紹介します!
「Zoomでオンライン授業を受けるときのTips 6選」という記事でも、Zoomのおすすめの設定を紹介していますので、参考にしてください!
この記事で利用しているのは、Macのデスクトップアプリ ver. 5.1.0 です。
ではいきましょう!
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Image : zoom.us |
カクカク(コマ落ち)を改善する
Zoomでミーティングをホスト、または参加している状態から始めます。
画面を共有ボタンを押して共有を開始。
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画面を共有 |
共有したいウインドウを選んで、画面の共有ボタンを押します。
この状態だと、画質(解像度)が高く配信されます。
静止画やプレゼンテーションの場合はこれでも大丈夫です。
しかし、動画を共有するとコマ落ちが発生しやすい状態です。
動画を共有する場合は、
共有しているウインドウを小さくしましょう。
ブラウザでYouTubeなどを流す場合も、ウインドウのサイズを小さくします。
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ブラウザの場合もウインドウを小さくする |
目安としてはディスプレーの解像度を参考に、横幅720ピクセル以下にするとなめらかになります。
FullHDは横が1920ピクセルです。この場合、横幅の3分の1くらいにウィンドウを小さくします。
4Kディスプレイを使っているなら、横が3840ピクセルなので5分の1程度。
Macbook Pro 13であれば横が2560ピクセルなので3分の1から4分の1程度、Macbook Pro 15は横が2880ピクセルなので、4分の1以下にしてみてください。
ウインドウを小さくするとなにが変わるのでしょうか。
動画とはご存知の通り、写真が連続したものです。
動画のデータ量はおおまかに、「写真一枚ごとの画質(縦×横の解像度)」と「一秒間のフレーム数」そして「圧縮の仕方」によって決まります。
Zoomでは遅延を少なくするために、この「データ量」を制限しています。
もうお分かりかと思いますが、大きなウインドウは一枚のデータ量が多くなります。
すると、全体のデータ量を削減するために、Zoomはフレーム数を減らします。
ウインドウのサイズを小さくして、一枚ごとのデータ量を減らせばフレーム数は増えます。
この方法のデメリットは、ブラウザなどの場合コンテンツ以外の部分が大きくなってしまうことです。もうひとつ、あまりに小さくしすぎると操作しづらくなります。
全画面にしないだけでカクカクは改善されるので、ほどほどに小さくすることを心がけてみてください!
注意点
視聴者側全員のスケールツーフィットのオプションが有効である必要があります。
「音がもこもこする」を改善する
映像とともに大切なのが、音です。
Zoomで映像と一緒に音を共有するには、共有するウインドウの選択画面で「コンピューターの音声を共有」にチェックを入れます。
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コンピューターの音声を共有 |
さて、Zoomで共有された動画を見て、音声がもこもこしたり、音楽が聞き取りづらいと思ったことはないでしょうか。
Zoomには強力なノイズリダクション(ノイズ除去)機能がついていて、背景のノイズを消してくれます。
騒音が激しい?ところや、BGMが流れているところなど、環境音がうるさいときには非常にありがたい機能です。しかし、映像を共有するときには、この機能が邪魔をしてしまうのです。
この機能をオフにすることで、きれいな音を共有することができます。
設定からオーディオ>詳細を選択し、「インミーティングオプションをマイクから"オリジナルサウンドを有効にする"に表示」にチェックをいれましょう。
この設定をオンすると、ミーティングの画面に「オリジナル・サウンドサウンドをオンにする」というボタンが出現します。
これをオンにすると、ノイズ除去機能がオフになります。
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Macでオリジナルサウンドがオンの状態のときの表示 |
映像を共有するときはオリジナルサウンドを使うことを強くおすすめします!
周りが騒がしい環境で、マイクを使って話すときはオリジナルサウンドはオフの状態に戻しましょう。
ちなみに、オリジナルサウンドをオンにした状態が、音楽を共有するときにもっともきれいな音でもあります。
音楽を共有するときには、画面共有のウインドウで「詳細」タブを選び、「コンピューターサウンドのみ」を選択して「画面の共有」で共有できます。
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音声のみを共有する |
そのままだと音量が大きいので、再生するソフトで音量を下げましょう。
複数のソフトを使う場合は、パソコンの音声出力で「ZoomAudioDevice」の音量を下げましょう。デフォルトでは最大になっています。
ホスト以外に画面共有を許可する
自分がホストのミーティングを開いているとき、自分ではなく参加者に画面を共有してもらうための設定です。
ミーティング画面で「セキュリティボタン」を押します。
出てくるメニューから「参加者に次を許可:画面を共有」にチェックを入れましょう。
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参加者に画面共有を許可 |
これで全参加者が画面共有することができるようになりました!
まとめ
いかがだったでしょうか。
Zoomを使って映像を共有・配信する際の参考にしていただければ嬉しいです。
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このほかに「Zoomでオンライン授業を受けるときのTips 6選」という記事でも、Zoomのおすすめの設定を紹介していますので、参考にしてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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