新しい自転車を購入するまでの記録であるこのシリーズ。
ロードバイクを調べる上で大切なポイントが、コンポーネントのグレードです。
ディレイラーやシフターなどのグレードによって価格帯が変わります。
上から、
評価項目は、
前回はクロスバイクの比較から、GIOS Mistralを購入するに至るまでを書きました。
今回はその後どうなったのかを紹介します。
届かないMistral
4月3日にYahoo!ショッピングで注文したMistralの白、465mmですが、一ヶ月後の発送予定でした。しかし、いっこうに発送されないので6月3日にショップに連絡しました。
ショップからの返信によれば、昨今のコロナの影響で、メーカーの出荷が遅れているとのこと。特に、フィリピンの工場が操業停止になっているため、全体に支障をきたしているそうです。
ショップからはキャンセルも可能ですと連絡がありました。
そんなことあります?
連絡くらいしろよ!と思いましたが、2ヶ月放置したぼくも悪いかも。
コロナのせいですね仕方ない。まじコロナ。
失礼しました。取り乱しました。
ということでぼくのMistralは、この世に生まれてすらいません...!
この記事を書いているいまもまだ素材のままです。
どうしましょう。
新しい相棒とUber Eatsでばりばりお食事をお届けしようと思っていたのに...。
ただ、この待っていた時間がぼくの考えを深めさせました。
買い物あるあるですが、自転車について調べれば調べるほど、べつにMistralじゃなくてもいいなと思うようになりました。
調べるうちに、もう少し予算を積めばロードバイクに手が届くのではないか、ということがわかりはじめました。
そしてぼくは、ロードバイクについて調べ始めたのです。
Googleのおかげで、YouTubeのおすすめ動画も自転車で埋め尽くされます。
そんな中、ぼくはとあるロードバイクと出会ってしまったのです。
YouTubeのおすすめに現れた動画で紹介されていたロードバイク、それが「DECATHLON CN Triban RC 520」です。
この自転車については後ほど書くことにして、今回は、ぼくが調べたロードバイクについて、最終的にぼくの自転車選びはどうなったのか、そしてMistraはどうなったのかをご紹介します...。
ロードバイクで検討したもの
ロードバイクを調べる上で大切なポイントが、コンポーネントのグレードです。
ディレイラーやシフターなどのグレードによって価格帯が変わります。
上から、
DURA-ACE
ULTEGRA
105
Tiagra
SORA
Claris
Tourney
となっています。もちろんSHIMANO以外のメーカーもありますが、エントリークラスだとSHIMANOのClarisが定番です。評価項目は、
- 価格 → 10万円以下
- 重さ → 10kg以下
- コンポ → Claris以上
- ブレーキ → できればディスクブレーキ
- フレームの素材 → アルミ
- フォークの素材 → カーボン、できればフルカーボン
- デザイン → 気に入れば
- タイヤ → 23Cは細い。25か28Cがいいな。
です。
ではいきましょう!
KhodaaBloom FARNA DISC CLARIS
クロスバイクえらびでも登場したKhodaaBloom。
9万円を切った価格で機械式ディスクブレーキ、Claris、フルカーボンフォーク、内装ケーブルととにかくコスパのいいロードバイクです。
価格 → 89,000(税抜)
重さ → ?
重さ → ?
コンポ → SHIMANO Claris
ブレーキ → TEKTRO/SHIMANO
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
タイヤ → Continental ULTRASPORT 25C
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FARNA DISC CLARIS |
FELT FR60
FELTの日本限定モデルです。
ブレーキもClarisを採用しているのはいいですね。上位モデルと同じフレーム構造のようで、乗り心地はよさそう。
価格 → 89,800(税抜)
重さ → 9.8kg(?)
重さ → 9.8kg(?)
コンポ → SHIMANO Claris
ブレーキ → SHIMANO Claris
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → アルミ/カーボン
フォークの素材 → アルミ/カーボン
タイヤ → Vittoria Zaffiro 25c
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MERIDA SCULTURA 100
台湾、MERIDAのエントリーモデルです。
こちらもブレーキまでClarisです。フォークがフルカーボンなのも嬉しい。
MERIDAはSPECIALIZEDのOEM元らしいので、そこもポイント高いですね。
価格 → 99,900(税抜)
重さ → 9.4kg(S)
重さ → 9.4kg(S)
コンポ → SHIMANO Claris
ブレーキ → SHIMANO Claris
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フォークの素材 → フルカーボン
タイヤ → Maxxis Dolomites 25C fold
出典:MERIDA
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SCULTURA 100 |
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MERIDA RIDE 80
MERIDAのグラベル寄りのロードバイク。これもいいのでは?
価格 → 99,900(税抜)
重さ → 9.6kg(50cm)
重さ → 9.6kg(50cm)
コンポ → SHIMANO Claris
ブレーキ → SHIMANO Claris
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フォークの素材 → フルカーボン
CANYON Endurace AL 6.0
ドイツのブランドCANYON。自社のサイト経由のみで販売しています。
CANYONはデザインがかっこいいなと思います。Tiagraコンポ&ブレーキなのも他に比べて強い。
難点は、輸入になるため送料と関税がかかること。サイズ選びも難しいかもしれません。
価格 → 99,900(税抜)
重さ → 9.4kg(S)
重さ → 9.4kg(S)
コンポ → SHIMANO Tiagra
ブレーキ → SHIMANO Tiagra
フレームの素材 → 6061アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フォークの素材 → フルカーボン
タイヤ → Continental Grand Prix SL 25mm
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TREK Domane AL 2.0
ザ・ロードメーカーのTREK。エントリーモデルでもかっこよさは健在です。
価格 → 85,000(税抜)
重さ → 10.01kg(56)
重さ → 10.01kg(56)
コンポ → SHIMANO Claris
ブレーキ → SHIMANO Claris
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → カーボン
フォークの素材 → カーボン
タイヤ → Bontrager R1 Hard-Case Lite, wire bead, 60 tpi, 700x28c
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GIANT CONTEND 1
世界最大の自転車メーカー、GIANTのエントリーモデルです。
お高めですが、フルカーボンフォークにSORAコンポ、内装ケーブルとコスパに優れます。
価格 → 100,000(税抜)
重さ → 9.6kg(500mm)
重さ → 9.6kg(500mm)
コンポ → SHIMANO SORA
ブレーキ → SHIMANO SORA/TEKTRO
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フォークの素材 → フルカーボン
タイヤ → GIANT S-R3 AC 700x28C
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SPECIALIZED ALLEZ SPORT
世界のSPECIALIZEDによるエントリーロード。
こちらもお高めですが、CONTEND 1と同じくフルカーボンフォークに内装ケーブルを搭載。ツートンカラーがパンダのように見えました。
価格 → 108,900(税込)
重さ → 9.2kg?
重さ → 9.2kg?
コンポ → SHIMANO SORA
ブレーキ → TEKTRO
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
タイヤ → Espoir Sport, 60 TPI 700x25mm
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cannondale CAAD Optimo Sora
TREK、SPECIALIZEDとともにアメリカ三大ブランドであるcannondale。
候補にいれたのはこちらのモデル。フォークがカーボンで乗り心地はよさそう。ロゴも小さくなっていてデザインは好印象。
価格 → 100,000
重さ → 10.4kg(54)?
重さ → 10.4kg(54)?
コンポ → SHIMANO SORA
ブレーキ → SHIMANO SORA
ブレーキ → SHIMANO SORA
フレームの素材 → アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フォークの素材 → フルカーボン
タイヤ → Vittoria Zaffiro, 700 x 25c
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JAMIS RENEGADE A1
ザ・グラベルなモデルですが、悪路も走れるこのモデルも検討しました。
価格 → 99,800(税抜)
重さ → 10.8kg
重さ → 10.8kg
コンポ → SHIMANO Claris
ブレーキ → SHIMANO Claris
ブレーキ → SHIMANO Claris
フレームの素材 → 6061アルミ(ダブルバデッド)
フォークの素材 → アルミ
フォークの素材 → アルミ
NESTO ALTERNA DISC
ぐっとお値段が上がりますが、これもコスパがいいロードバイクです。
ホームセンターに置いてあるので、半ルック車扱いかもしれません。
KhodaaBloomと同じく日本のホダカによるブランド、NESTOのディスクロードです。
105コンポにSHIMANOの機械式ディスクブレーキ、フルカーボンフォークにスルーアクスルと、この価格にしては破格のスペックを誇ります。ケーブルはもちろん内装。
SHIMANOのキャリパーブレーキにSORAを積んだ「ALTERNA」もあります。こちらは90,500(税抜)。
コスパを求めて今回は候補から外しました。
価格 → 139,000(税抜)
重さ → 9.0kg?
重さ → 9.0kg?
コンポ → SHIMANO 105
ブレーキ → SHIMANO 機械式ディスクブレーキ
ブレーキ → SHIMANO 機械式ディスクブレーキ
フレームの素材 → 6061アルミ
フォークの素材 → フルカーボン
フォークの素材 → フルカーボン
タイヤ → MAXXIS RE-FUSE FOLDABLE 700x25C
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corratec DOLOMITI
こちらもお値段は張りますが、ドイツデザイン・日本組み立ての初心者向けロードバイクです。店頭で激推しされていました。
太いフォークが特徴的で、フレームが高級モデル並にこだわりをもって作られているのが印象的です。
ぼくが見ていたときは、Tiagraモデルが無料で105にアップグレードできるキャンペーンをやっていました。このキャンペーンを利用するば、比較的コスパよく購入できると思います。
価格 → 139,000(税抜)(Tiagraモデル)
重さ → 9.1kg(48/Tiagra)
重さ → 9.1kg(48/Tiagra)
コンポ → SHIMANO Tiagra
ブレーキ → SHIMANO Tiagra
ブレーキ → SHIMANO Tiagra
フレームの素材 → 6061アルミ(トリプルバテッド)
フォークの素材 → フルカーボン
フォークの素材 → フルカーボン
DECATHLON CN Triban RC 520
DECATHLONはフランスの大手スポーツ用品メーカー。
Triban RC 520は、半油圧ディスクブレーキに105MIXを積んだ、エンデュランスロードです。この価格帯でこのスペックはほかに見当たりません!コスパ最強。
ぼくがロードバイクを本格的に検討しはじめるきっかけになった自転車です。
難点は、重たいこととオリジナルのパーツ、特にフレームのクオリティです。デザイン的には、ケーブルが外装なのとクイックリリースなのが残念。ただ、この価格帯はそもそもクイックリリースが主流なので、そこを残念に思うこと自体がおかしいのかもしれません。
それでもこの値段は非常に魅力的!
10万円以下で105を搭載しているモデルはなかなかありません(ルック車を除く)。
価格 → 89,900(税込)
重さ → 10.55kg(M(ペダルを除く)
重さ → 10.55kg(M(ペダルを除く)
コンポ → SHIMANO 105MIX
ブレーキ → TRP HY/RD
フレームの素材 → 6061アルミ
フォークの素材 → カーボン/アルミ
フレームの素材 → 6061アルミ
フォークの素材 → カーボン/アルミ
タイヤ → オリジナル 28C
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以上、ぼくが調べて候補にいれたロードバイクでした。
ロードバイクについてのまとめ
一通り調べてみて思ったことは、Claris搭載モデルが多数派であること、各メーカーたくさんのモデルを出していて、見た目も大差ない、ということでした。
この中から選ぶには、細かいデザインで好みのものを選ぶ、そして乗り心地のレビューやスペックを参考にする、のが一番わかりやすいのかな、と思います。もっと上の価格帯にいけば選択肢も増えます。ブランド代を払って好きなブランドのを買えばいいと思います。
でもぼくのような初心者は、エントリーモデルから選ぶしかないのです。
じつは調べていく中で、海外から輸入するのが一番安いということもわかったのですが、エントリーモデルに関しては送料や税金の問題から、国内で買っても変わらないだろうという判断になりました。
Mistralについて、そしてぼくの結論
Mistralが届かない騒動から半月、ぼくはMistralをキャンセルし、ロードバイクを購入することにしました!
「DECATHLON CN Triban RC 520」です!
ネットにもレビューが少ないですが、まんまとスペックにつられてしまいました。
NESTO ALTERNA DISCも非常に迷いました。でも10万円超えはやっぱり高い...。はじめてのロードバイクなのでそこまで出すのは勇気がいります。
ほかのモデルもたくさんレビューがあるし、店舗に見に行ったときにも実車が置いてありました。
でも、初心者だからなんでしょうか、スペックにつられてしまうんですよね...。
そうして見たときにCN Triban RC 520以外はやっぱりショボく見えてしまう。
それとまとめで書きましたが、決め手に欠けるものが多い!エントリーモデルはみんなおなじようになってしまうのもよくわかります。
店員さんに聞いてもお店的に売りたいものを買わされそうだし、難しいものです。
このCN Triban RC 520ですが、不安な点はフレームとブレーキです。ほかのメーカーと比べるとすこし重めなんですよね。
そしてデメリットはほかにもあって、タイヤとホイールのクオリティが低そうという点。クイックリリースなのでなかなかホイールがなさそうなのが心配です。ただ、これらは交換が簡単です。
105MIXに半油圧ディスクブレーキでこの価格は非常に魅力的。
せっかくブログもはじめたので人柱になるべく、これを買ってレビューしてみようと思います!
次回はロードバイク選びで重要な、サイズの選択のお話です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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